六塚光公式ブログ


by crax_alexey

風林火山の旗をはじめて掲げたのは北畠顕家だという話

 レンズと悪魔3巻、本日発売です。
 よろしくお願いします。


 阿倍野区の阿倍野神社を見に行ってきた。

 名前だけ聞くと安倍晴明関係の神社にも思えるのだが、実は全く関係なく、南北朝時代の武将北畠親房と北畠顕家の親子を祭る神社である。あの辺は地名も北畠って言うんだから、神社の名前も一緒にすりゃいいのに。

 北畠顕家の事跡からすれば、楠木正成並みに知名度があってもいいと思うのだが、どうか。後醍醐天皇の要請に応じて奥州から畿内まで二度も長征して足利軍と戦い、二十一才で戦死したという人生はいかにも日本人好みな気がするよ。桜井の別れみたいなエピソードがないのがあかんのだろうか。奥州ゆかりの人物のはずなのに、ウチの田舎じゃ一度も名前聞いたことないしなあ。

 南海岸里玉出駅から歩いて十分程度のところに、神社はあった。さして大きな境内ではなかったが、入口の所に顕家像があったのが意外と良かった。その脇に北畠顕家を讃える歌の看板が立っていたのはいかがなものかと思ったが。

 微妙に関係ないが、阿倍野神社は帝塚山という高級住宅街の真ん中に存在するので、神社の参道が左右ともに立派な住宅だらけでちょっと面白かった。参道という概念を覆す参道である。さすが阿倍野区じゃのう。

 次の目的地に行くため帝塚山住宅街を東へ突っ切ろうとしたのだが、気がついたら住宅街の北側へ抜けてしまった。住宅街って何故ああも奇怪な構造をしているのだろう。昔、ここのチョイ北の聖天山住宅街でも抜けようとして迷ったし。現代の石兵八陣と言わざるを得ない。人の住む場所か?

 その後どうにかこうにかして、あべの筋の北畠公園にたどり着き、北畠顕家の墓を見た。狭い公園のど真ん中に墓がガーンと建っており、なんか不思議な光景だった。一応周囲を鉄柵で囲われてはいたが、遊ぶことをためらわずにはいられない雰囲気だった。妙だ。

 その後さらに東へ突っ切って行き、御堂筋線昭和町駅から地下鉄に乗って帰還。どちらも有名な史跡というわけではないが、個人的には満足した。せっかく近所に史跡があるなら行っておくべきである。途中で道に迷わなかったらもっと満足できたろうが。迷わなかったら徒歩でおおよそ一時間の行程というところか。南北朝が好きな人は是非。
[PR]
by crax_alexey | 2007-06-01 22:12 | 日常