六塚光公式ブログ


by crax_alexey

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 ケーブルテレビで釣りキチ三平やってるんですけどね。
 番組告知のCMで「釣りの天才小学生三平……」とか紹介されていて驚愕した。小学生ですとー!?
 ウチの父親が釣りキチ三平の愛蔵版を買い込んでおったのである程度原作漫画を読んではいるのだが、三平が小学生なのか中学生なのかはたまた高校生なのかなんて考えたこともなかったな。というか俺が読んでいる範囲では三平が学校に通っている気配はなかったような気がする。奴は山の奥に住む釣りの妖精ではなかったのか。もしくはニートか。たしかに言われてみれば、どっかの学校に通っているはずではあるのだが。目から鱗というか盲点を突かれたというか。


 そろそろ桜が満開になるので、どこか近場でいいから見に行きたいね。喫緊の仕事にケリをつけてからだが。さくら夙川駅なる駅ができたらしいし、夙川に行ってみるべか。来週あたり。他にも醍醐寺にも行ってみたいし、例年の如く弁天町の並木も見たい。大変だな。桜の季節はなぜこうも短いのか。
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by crax_alexey | 2007-03-31 00:09 | 日常
 昨日は諸事情あって晩飯食いに東京まで行ってきたのだが、どうも東京の方が先に桜が咲いているようですな。少なくとも、うちの近所に生えている桜よりははるかに開花している。夏は明らかに大阪の方がクソ暑いのに、春は東京の方が概して開花が早いというのは不思議な話であることよ。

「入学シーズンに合わせて桜が咲くだなんてバカな話がありまっかいな。オラが東北のド田舎の出身だからといってバカにしないで頂きたい」と言い続けて、とうとう十二回目の春である。丸十一年も関西に住んでいると、さすがに三月末に桜が咲くという現象にも慣れてきた。今田舎に帰ったら「ゲー! 四月末に桜が咲いてる!?」とか思ってしまうのだろうなあ。着実に東北人の魂を失いつつある。いいことなのか悪いことなのか。

 もっとも、東北人の魂が完全に摩滅して消え去るということはないと思うのだが。仮に今後百才になるまで大阪に居座り続けるとしても、大阪の高校が甲子園でどこまで勝ち進むかということに対する興味が、東北の高校がどこまで勝ち進むかということに対する興味を上回ることはないであろうと思うので。実際、今年大阪桐蔭が優勝するとしても、その感動は、今年の東北代表校が一回戦で早々に敗退したという悲しみに勝ることはあるまいよ。というか今年はひどすぎるだろ。桜が咲く前に俺の甲子園が終わっちまったじゃねえか。どうしてくれますか。
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by crax_alexey | 2007-03-28 17:42 | 日常
 これから一週間ほど追い込みにかかる。終わりが見えているので問題ないとは思うけど。しかしこんな忙しい時に限ってゲームが面白かったりするわけで、XBOXLIVEのルミネスに手をつけたところ、ついうっかり1ゲーム80分くらい粘れるまでに上達したりもした。俺、落ちものパズルはあまり得意じゃないはずなんだけど。追い込まれた時の人間の集中力ってすごいよね。ということにしておこう。


 ファミリー劇場でクロノスの大逆襲を鑑賞中。ロム兄さんが無駄にかっこよくて面白いんだが、見れば見るほど世界観が謎めいてくるので不思議。このメカ連中は一体どうやって繁殖しているのだろうか。あとジェットが「天空神剣臓物切り!」とか言いつつ敵を斬っているのだが、臓物ってなんだ。というかその奥義名ってどうかなあ。
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by crax_alexey | 2007-03-14 23:13 | 日常

ミゼラぶる血

「レ・ミゼラブル」(ヴィクトル・ユゴー、岩波文庫)読了。

 ミゼラぶることに成功した!

 原書の挿絵つきということで岩波文庫版を買ったのだが、どうも訳文は新潮や講談社の方がいいらしいぞ。冒頭に訳者の序文が載っているのだが、最後に「一九一七年」と書いてあって驚いた。その後訳者自ら手を入れているようだが、それにしてもよそでは滅多に見かけない単語がちょくちょく出てくるのでやや難儀した。「童貞女」とは一体何をさすのかよくわからん。処女とも違うようだが……

 とにかく、内容は非常に面白かった。やっぱり古典は自分で読まなきゃダメだよね。
 一番印象づけられたのは、ジャン・バルジャンはフランス最強生物であるという事実である。このおっさんがとにかく強い。常人には越えられないはずの修道院の壁をコゼット抱えつつ越えてみたり、追いはぎに襲われながら返り討ちにして組み伏せてみたり、男一人抱えて地下道を延々歩いてバリケードから逃げてみたり。齢六十くらいのくせに頑丈すぎる。

 その上モントルイユシュルメイルの市長として町を豊かにし、民衆からの支持を得ているので為政者としての才もある。人間的スペックが極めて高く、完璧超人と呼んでも差し支えないかもしれん。ジャン・バルジャンに良心のたががなかったら、さっさとジャヴェールを撲殺してるね。というかミュリエル司教のもとから銀の食器を盗んで逃げだしたあと、なんであっさり警官に捕まったのかが理解しかねる。

 まっとうな人生を送ってさえいれば大人物になっていたであろうこと間違いなしだ。ナポレオン麾下の将軍として大活躍しているとか。しかし彼のような人物でも、生まれと環境が悪かったが故に辛酸をなめつづける人生を送る羽目になったのだ、というフランス社会に対する怒りがこの物語のテーマなのだろうなあ。そりゃ黒岩涙香も邦題を「ああ無情」にするよな、と思った。

 百年以上前の小説なので、さすがに書き方はかなり違う。ワーテルローの戦いについて一章を割いてみたり、著者の修道院に対する意見について一章を割いてみたり、話の筋と関係ない話題がかなり多いのでこれも難儀した。もちろんまったく関係ない話をしているわけではなくて、テナルディエがワーテルローの戦いの後でポンメルシーを助ける重要なエピソードを書いてはいるのだが、しかしその伏線を張るためにナポレオンの戦術がどうのとかウェリントンはいかに戦ったかとか、詳細に書く必要は無いと思うんだ。この辺をそぎ落としたら、この物語は半分くらいになるんじゃないのだろうか。とはいえ、そういった部分は部分として読めば、当時の風俗を描く文章として非常に興味深くはあるのだが。現代ならば小説と非小説(たとえば、新書で出版されるような社会、思想に関する著作とか)は完全に分かたれているが、この時代の小説は非小説との分化がなされていないという感じ。まあ昔の小説だしな。

 そしてこの物語をコゼット主人公にしてオペラに仕立てた奴は天才だな。というか後半のコゼットさんはマリウスに恋いこがれるだけで特になにもしていないんだが、アニメはこの先どうなるのだろう。これまでのエピソードを見ていれば、不安に思う必要は無さそうだが。まあとにかく、これでアニメの方もより楽しめるというものさ。
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by crax_alexey | 2007-03-04 21:09 | 読書