六塚光公式ブログ


by crax_alexey

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 映画プレステージを鑑賞。
 良かった。原作「奇術師」の要素をきっちり取り込みつつ、映画に落とし込んでいる。
 以下感想を。映画冒頭に「この映画の結末は誰にも言わないでください」と頼まれたので、結末は書かない。

「観客を目をだまして万雷の拍手喝采を得る、その瞬間を味わうためならば、どんなことでもする」という奇術師の執念が非常に良く描かれている。その結果としてボーデンは自分の家庭を破壊し、アンジャーはついうっかりニコラ・テスラにマシン製造依頼をしてしまうわけだ。愚かな人たちだ、と切って捨てるのは簡単だが、一度掛け金が釣り上がってしまった以上、引くことは難しいものだ。

 それにしても二人ともやりすぎのような気はするが。特にアンジャーは悪辣だよなー。弾丸受け止めマジックでさりげなく実弾こめてボーデンの指を吹っ飛ばすとか、タネを吐かせるべくボーデンのスタッフをさらって生き埋めとか。特に生き埋めは豪快すぎたので、今後自分の小説でも使ってみたいものだと思った。

 ニコラ・テスラの超すごいマシンだが、原作と比べると基本機能はそのままに、性能が少々パワーアップしている。そのためアンジャーの瞬間移動の後始末が色々と大変なことになっていた。あれは多分笑うシーンだよな……
 まあとにかくニコラ・テスラの超すごいマシンが話の核を担っていたので、大満足である。このトンデモ要素を取り除いて、単なる二人の奇術師の対決話になっていたらどうしてくれようと思っていたのだが、杞憂だったようだ。よかった。原作にある子孫の話は全くスポイルされていたが(というか、原作だと子孫たちが先祖伝来のニコラ・テスラマシンの謎を解くため先祖の手記を調べるという話なのだが)、まあそこはやむなしか。

「ザ・シューター」同様、こちらも勧められる映画だと言い切れる。奇術師の悲劇に恐れおののくも良し、ニコラ・テスラの超すごいマシンの起こした騒動にゲラゲラ笑うも良し。
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by crax_alexey | 2007-06-30 11:29 | 日常
 昨日ふらっと石清水八幡宮参りに行ってきた。まあなんとなく。最近中公文庫の日本の歴史シリーズを読んでいるのだが、かなりの頻度で石清水八幡宮が出てくるもんで気になっていたのである。

http://www.iwashimizu.or.jp/

 地図で見る限り、京阪八幡市駅から本宮までそれほど離れていないように思えたので、ケーブルカーを無視して表参道を上ってみたのだが、山をぐるりと回る上になかなかな勾配の道だったので意外と身体にこたえた。参拝するだけで一苦労である。幸い参道は鬱蒼としており、なおかつ天気も曇り空だったので、死にかけるようなことはなかったが。今考えてみると、鉢伏山はデストラップ以外の何物でもなかったなあ。

 本宮に上りついて参拝したのは良かったが、本宮のすぐ横手に駐車場があったのでなにやらがっかりした。どうも、すごい大回りすると本宮のすぐそばまで来るまで来られるらしい。ありがたみが薄れるなや。

 同じく本宮の横手にトーマス・エジソンの記念碑が建っているのはおもしろかった。電球のフィラメントに石清水八幡宮の竹が使用されたというのは有名な話だな。

 帰りは裏参道を下りてみたのだが、これが表参道よりも厳しい傾斜で死ぬかと思った。油断すると滑落しそうだし、登りで足はガクガクになってるし、危なかった。まあしかし自分の足で上り下りするのが大事だよね。急いでいるわけでなし。
 しかし疲れた。翌日になって両ふくらはぎが筋肉痛になったくらいである。徒然草の仁和寺にある法師は、多分わざと山の上まで登らなかったんだと思うよ。あれは慣れない老人だったら死に至る恐れがある。

 ついでに飛行神社によって行こうかと思ったのだが……

http://www4.airnet.ne.jp/mira/airplane/hikoujinjya/hikoujinjya.html

 番組のロケでもやっていたのか、入口のところにカメラを担いだ人とハゲヅラをかぶった謎の人らがおったので、入れなかった。残念。ただ、外からでもその姿を見ることはできた。なんで神社の中にギリシャ神殿が建ってるのん? 謎だ。
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by crax_alexey | 2007-06-21 13:17 | 日常
 地元の市内のとある寺で強盗殺人があったらしい。調べてみたら比較的実家の近所だったのでヤーな感じだ。地図で調べてみると、10キロくらい離れているようだが。でも田舎じゃ10キロなんて目と鼻の先ってなもんだ。

 多分周囲の人家の密集度とか似たようなもんだろうし、実家には両親と祖母しかおらんし、なんか心配ね。


 トラスティベル買った。ショパンが指揮棒で怪物達をザクザク刻むゲームです。感触は良好。ちまちま進めたい。

 奇しくも歴史上の人物をテーマにしたゲームを続けて買ったことになる。のだが彼我の差はなんなんだろうなあ。ショパンは死の床で自らが夢想する世界に迷い込んだが、一方明智光秀は落武者となって怒獲武の力を手に入れた。

 主君殺しの罪はこんなにも重いのか。いやまあ、THE落武者は面白いけどさあ。
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by crax_alexey | 2007-06-14 20:48 | 日常

FFTの話

 FFTはラストダンジョン手前まで進めた。10年ぶりにプレイしても面白さは損なわれていなかった。PSPのリメイクも売れているんだろうなあ。

 シナリオだが、やっぱり1章と2~4章を分けて考えた方が良いなあと思った。1章で平民対貴族の階級間闘争をテーマにするんなら、2章以降に農民一揆軍かなんか、平民を代表する勢力を出すべきではなかろうか。もちろん、貴族対貴族の獅子戦争にはお呼びじゃありませんがね。バラ戦争をモチーフとしている以上。

 バラ戦争に階級闘争を持ち込もうとしたのが失敗の一つ、その階級闘争を一章で描くことによって、階級闘争がゲーム全体のテーマであるかのような演出となっているのがもう一つの失敗、というところか。アルガス君があんなに頑張ったら、普通そう思うだろ。端的に言うと「FFTのシナリオが妙なのは、アルガス君が面白すぎるせい」と表現できる。奴がダイスダーグの計略に翻弄されるだけの哀れな人間だったら、もう少しまとまったんじゃなかろうか。

 惜しいよなあ。1章単体、もしくは2~4章で見れば普通にまとまっているだけに。1章の階級闘争路線か2章以降の貴族間闘争路線か、いずれかで徹頭徹尾やってくれればかなり良くなったと思うのだが。階級闘争路線はタクティクスオウガでやってるから、FFTでやるとすれば貴族間闘争路線か。となると1章が邪魔だよな。やっぱりアルガス君のせいか。

 各キャラクターは、今プレイしてみてもなお魅力的だった。それぞれに異なる野望を持ち、好き勝手に行動するのが面白すぎる。そして誰もが己の野望のために邁進する中、たった一人ラムザ君だけが「ドロボー! 妹返せドロボー!」という原理で行動して、結果として世界を救ってしまうのも面白すぎる。ラムザもディリータも妹萌え過ぎるだろ、というのが、10年ぶりにFFTをプレイしてもっとも強く感じた感想である。俺も年を取ったものだ。
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by crax_alexey | 2007-06-14 20:47 | 日常
 ペプシキューカンバーを今日初めて飲んでみた。

 英語で書くとCUCUMBERである。かつてこの単語とはじめて向き合った時、一体どう読めばいいのか悩んだものだ。キュキュンバーなのかカカンバーなのか、と。よもやキューカンバーが正解だとはなあ。

 飲料のカラーは胡瓜をイメージした薄緑色。メロンソーダとはやや異なる。涼しさと毒々しさという相反する二つの要素をうまく噛み合わせた奇跡の発色……ということにしておこう。
 肝心の味であるが、胡瓜の青臭さを凝縮したかのような匂いが鼻を突く。端的にいうとマズイ。キューカンバーの名を名乗るに十分な胡瓜風味を備えてはいるが。

 しかしこれはまずさを責め立てるより、炭酸飲料に胡瓜風味というトンチキな組み合わせを思いついた誰かを褒め称えたい。それはとうてい常人には考えつかないところである。飲料会社は常に冒険心をもって新製品開発にあたるべきである。結果失敗に終わるとしても、だ。

 あと、これのおかげでCUCUMBERというスペルが読めなくて困るということが無くなると思うよ。人前でキュキュンバーとかカカンバーとか読んで恥をかかずに済む。

 でも多分すぐに市場から消え去るだろうなあ。祇園祭が始まる頃には無くなっているだろうから八坂神社も安心だな。祇園祭の最中は胡瓜食ったらダメらしいぜ。
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by crax_alexey | 2007-06-13 23:03 | 日常
 レンズと悪魔3巻、本日発売です。
 よろしくお願いします。


 阿倍野区の阿倍野神社を見に行ってきた。

 名前だけ聞くと安倍晴明関係の神社にも思えるのだが、実は全く関係なく、南北朝時代の武将北畠親房と北畠顕家の親子を祭る神社である。あの辺は地名も北畠って言うんだから、神社の名前も一緒にすりゃいいのに。

 北畠顕家の事跡からすれば、楠木正成並みに知名度があってもいいと思うのだが、どうか。後醍醐天皇の要請に応じて奥州から畿内まで二度も長征して足利軍と戦い、二十一才で戦死したという人生はいかにも日本人好みな気がするよ。桜井の別れみたいなエピソードがないのがあかんのだろうか。奥州ゆかりの人物のはずなのに、ウチの田舎じゃ一度も名前聞いたことないしなあ。

 南海岸里玉出駅から歩いて十分程度のところに、神社はあった。さして大きな境内ではなかったが、入口の所に顕家像があったのが意外と良かった。その脇に北畠顕家を讃える歌の看板が立っていたのはいかがなものかと思ったが。

 微妙に関係ないが、阿倍野神社は帝塚山という高級住宅街の真ん中に存在するので、神社の参道が左右ともに立派な住宅だらけでちょっと面白かった。参道という概念を覆す参道である。さすが阿倍野区じゃのう。

 次の目的地に行くため帝塚山住宅街を東へ突っ切ろうとしたのだが、気がついたら住宅街の北側へ抜けてしまった。住宅街って何故ああも奇怪な構造をしているのだろう。昔、ここのチョイ北の聖天山住宅街でも抜けようとして迷ったし。現代の石兵八陣と言わざるを得ない。人の住む場所か?

 その後どうにかこうにかして、あべの筋の北畠公園にたどり着き、北畠顕家の墓を見た。狭い公園のど真ん中に墓がガーンと建っており、なんか不思議な光景だった。一応周囲を鉄柵で囲われてはいたが、遊ぶことをためらわずにはいられない雰囲気だった。妙だ。

 その後さらに東へ突っ切って行き、御堂筋線昭和町駅から地下鉄に乗って帰還。どちらも有名な史跡というわけではないが、個人的には満足した。せっかく近所に史跡があるなら行っておくべきである。途中で道に迷わなかったらもっと満足できたろうが。迷わなかったら徒歩でおおよそ一時間の行程というところか。南北朝が好きな人は是非。
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by crax_alexey | 2007-06-01 22:12 | 日常