六塚光公式ブログ


by crax_alexey

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 未読の文庫本をとりあえず集めて本棚の一スペースに集めてみたら、二十三冊になった。ゲェーッ。溜まりすぎておる。探せばもう少し出てきそうだしなあ。もっと読書の時間を取らんと。チェスタトンの「知りすぎた男」も買わねばならん。別人が訳しているらしいので一安心。


「火星の長城」
「銀河極北」(アレステア・レナルズ、早川文庫SF)読了。
 レベレーション・スペースシリーズの短編集。「量子真空」の主人公というべきクラバインさんはこっちが初出だったのね。
 個人的に一番面白かったのは「ダイヤモンドの犬」。どっかの星の文明が遺したオベリスクを攻略する話。オベリスク内部の各部屋には幾何学パズルがあり、正解のボタンを押すと次の階への扉が開く。ゴールにはなんかの宝があるらしいが、パズルの答えを間違えるととんでもない罰ゲームを味わう羽目になる、という話。罰ゲームがひどすぎるので笑うしかない上に、別ゲームへの対策もひどく、結果としてオチもひどすぎる。いやー、行きすぎたサイバネティクスは恐ろしいですね。

「ディファレンス・エンジン」(ギブスン&スターリング、早川文庫SF)読了。
 待望の復刊。
 読んでみたところ、最初から最後まで冒険物語続きだったのでちょっと驚いた。もう少しエンジンに関するテクニカルな説明とかがあるもんだと思っていたが。しかしマッドヴィクトリアンファンタージーはいいもんだ。

「標的は11人」(ジョージ・ジョナス、新潮文庫)読了。
 ミュンヘン五輪のゲリラ事件で国民11名を失ったイスラエルが、パレスチナ対して行った報復作戦の実録、らしい。テーマがテーマだけに、どこまでが事実なのかは読者に委ねられるところではあるが。
 生まれる前の話、かつ遠い地だけに実感としてはわきにくいが、やはり中東は恐ろしすぎる。あのへんが平和になるなんてことがあり得るのだろうか? イスラエルとパレスチナが手を取り合うなんて、それこそ最後の審判の日まで来ないような気がするが。しかし最近あまりニュース聞かないけど、どうなっているのだろう。
 この本は写真もたくさん載っているのだが、その中に若き日のアラファト議長の姿もあってちょっと面白かった。帽子にサングラスに普通のシャツとかいう格好をしてたこともあったのね。
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by crax_alexey | 2008-09-28 22:52 | 読書
 思いつきで仁徳天皇陵を見に行ってきた。大阪に住んでおきながら、いまだ見たことがなかったので。

 三人ほどで車で出向いたのだが、近所まで行くと何故か交通規制が行われている。なんでも当地の神社、百舌鳥八幡宮で祭りが行われているということらしい。全く知らなかったがこれは僥倖、ということでまずは祭りを見に行ってみた。

 百舌鳥八幡宮ホームページ

 仲秋の名月に合わせて祭りをやっているらしい。
 で、そのメインイベントがふとん太鼓宮入・宮出なる代物とのこと。ふとん太鼓とは有り体に言うと巨大な御輿で(御輿とは少々形状が違うのだが)、こいつを担いで町中を練り歩くようだ。
 町内会ごとにふとん太鼓を持っており、前日にこれらを神社に入れておいたようだ。たまたまふとん太鼓の一つが街に繰り出し始めるタイミングに居合わせたのだが、まあ勇壮な眺めであったことよ。大阪の南の方って、岸和田に限らず荒っぽい祭りをやってるんですね。いやーすごかった。

 その後仁徳天皇陵へ。といっても中には入れないので、まわりを巡るしかない。古墳の北辺から南辺まで歩いていこうとしてみたのだが、あまりの長さに挫折した。シャレにならんでかさだ。近くからだと小さな山にしか見えないぜ。街のど真ん中に、ほとんど人の入らない巨大な森があるとはなあ。驚きだ。

 途中から車に乗って、天皇陵の南側の大仙公園へ。ここの中の堺市博物館が本日の目的地である。古墳の街としての堺、自治都市としての堺の二点に絞った展示内容であり、あまり広くはないものの個人的には満足した。なかでも目を引いたのが慶長大火縄銃という代物。

 慶長大火縄銃

 全長3メートル、太さ20センチくらいのクソでかいブツでありながら、火縄銃としての体をなしているという不思議な兵器だった。大阪城にこもる淀君を狙撃するつもりで作ったのカシラ、などと想像はふくらむが、しかしまともに撃てたのだろうか……
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by crax_alexey | 2008-09-14 21:44 | 日常
 先日、人間ドックに行ってきた。

 二日間ほどの懸念事項であった検便については、自家製でなんとかした。犬の糞で代用するなんて子供みたいな真似ができまっかいな。というか大阪のど真ん中に住んでおいて、どうすれば犬の糞をゲットできるのだろう。犬飼っている縁者がいるでもなし。

 バリウムを飲むのは二回目である。フルーティーな風味があり比較的飲みやすい――喉ごしがデロンデロンしていることに目をつぶれば。ネクターなんて目じゃねえぜ。
 胃カメラ飲むわけでもなし、それほどつらくはない。というか真につらいのは腹腔超音波検査だと言い切れる。ローラーを脇腹に押しつけられた時の痛みは異常。あんなに押しつけなきゃならないものなのか? あれは参る。

 検査結果は後日郵送されるはず。楽しみというか恐ろしいというか。ちなみに胴回りは90cmだったのでメタボ確定ですがね。しかし俺みたいに身長が高い人間でも85cm以上でアウトなのか? ま、BMIが25前後で上下している身の上である以上、頑張って減量しますがね。先日の葬式の際、久しぶりにスーツを着たら腹部が異常に苦しかったという悲しみを、二度と繰り返してはならない。
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by crax_alexey | 2008-09-09 19:34 | 日常
 nice boatのあのシーンって、ジョジョの第一部のディオの首を抱きかかえるジョナサンの図に似てるよね。ということを今更思った。


 修理に出してたXBOX360が帰ってきた。
 赤リングが3つつくというありがちな現象が、ウチのマシンでも発生しましてね。この現象だけは保証が3年効くので、無料で直ってきた。それどころかゴールドメンバーシップ一ヶ月分のカードがついてきたぞ! とはいえワタクシネット対戦とか絶対に手を出さないクチなので、あまり意味がないような気もするのだが。いつか役に立つ日のために、とりあえず取っておこう。

 というわけでギターヒーロー3に没頭中。故障前にミディアムレベルをクリアしたので現在ハードレベルに挑戦中。
 このゲーム、端的に言うとギターフリークスみたいなもんでして。異なるのはボタンが五つあり、イージーで三つ、ミディアムで四つ、ハードで五つのボタンを使う。
 ミディアムをプレイした時点で、「何故ギターフリークスはボタンが三つしかないのか」という疑問に対する答えがわかる。四つ目のボタンを押すために小指を使わなければならないのだが、これが極めて困難なのだ。人間としての限界を試されているような気がしたね!

 さんざん苦労してミディアムをクリアしたのだが、さらにハードレベルがあるから恐ろしい。四本の指で五つのボタンを押すのは不可能なので、スライドさせる必要があるわけですね。さらにこれ以上人間としての限界を試すというのか! しかし訓練を重ねると段々できるようになってくるから不思議。人間の可能性は無限大だ!

 ま、ハードの上にエキスパートレベルってのがあるんですがね。

参考動画
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by crax_alexey | 2008-09-05 22:32 | 日常
 ボチボチ質問とか感想とか募集してみようカシラ。
 自分の書いている物が読者のニーズに応えているのか、よくわからんし。


4:トンチキな言動を冒頭に持ってくる

 タマラセはこれかな。

 現在ザ・スニーカーに連載中であるところのレンズと悪魔の短編は、ひたすらにこれを心がけている。ブルマをはいた美女の博物館来訪、歩くキノコの話、子供銀行強盗を見つけて欲しいという依頼、等々。とにかく読者の目を引くのが大事。

 もっとも、意味不明な言動で終わらせてしまってはならない。そのトンチキな言動の陰には然るべき理由が存在することをきっちり明示する必要がある。そうでなくてはただの頭がおかしい文章になりかねませんのでね。


 これらの手法を実行するために、ちょっとしたテクニックがある。時系列を入れ替えるというものだ。

 例えば、レンズの短編において、テンプレ的展開を時系列に並べると、以下のようになる。

1:依頼人が博物館にやってくる
2:捜査開始
3:何らかのトラブルに巻き込まれる

 この後は捜査パートとトラブルパートを繰り返して、物語の結末まで引っ張っていくわけである。
 だが、実際に書く段となると、必ずしもこの順番通りに書くわけではない。2→1→3と書くこともあれば(まず捜査を描写し、次に何故そんな捜査をしているのかという理由、依頼内容を書く)、3→1→3と書くこともある(まずトラブルパートを書き、次にトラブルに巻き込まれた理由を書き、またトラブルの続きを書く)。

 どこを冒頭に持ってくるかという判断は、「どのシーンがもっとも印象的か」ということを価値基準とする。このあたり、必ずしも時系列順に書く必要はないのである。この手法は冒頭のみならず、話のどの部分でも大いに活用しうるので、覚えておくといいと思う。やりすぎると時系列の混沌を招きますがね。とはいえアニメでも漫画でもよくある手法だから、それほど難しくはないだろう。

 初心者は「時系列通りに物語を書く」という固定観念に縛られがちですからね。とはいえ、時系列順に書いた方がわかりやすいという場合もあるだろうので、ケースバイケースで考えるといい。効果を最大限に発揮すべくひたすら考えるのが大事。
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by crax_alexey | 2008-09-05 22:14
 土曜日は読書会だった。お題は「神様のパズル」(機本伸司、ハルキ文庫)。

「宇宙を人の手で創造することができるのか?」という疑問を大上段に構えた物語であり、枠組みとしては申し分ないのだが、どうも登場人物らがぱっとしなくて感情移入がしにくいというのが難点か。SF小説にキャラクター性は必要不可欠ではないが、あった方が面白かろうというのがワタクシの意見。レヴェレーション・スペース・シリーズの面白さはキャラクターに依るところも大きいと思うし。加えて「神様のパズル」は青春小説的要素が多分に含まれている以上、キャラクターがよく見えないというのは致命的。

 とはいえ、枠組み、要素の組み合わせ方は面白い。映画と漫画版が存在するのだが、話によると両者とも面白いらしいとのこと。この素材なら、然るべきアレンジャーに委ねればかなり良くなりうるということなのだろう。逆に言うと、小説は演出面において稚拙さが目立つ。デビュー作である以上やむを得ない面もあるだろうけど。

 読書会に出て初めて、穂瑞沙羅華はシャーロック・ホームズのもじり、綿さんはワトソンのもじりであることに気がついた。その後森矢→モリアーティ、鳩村→ハドソン、相理→アイリーン・アドラーであることも判明して驚いた。う~ん。


 日曜日はマイミク宅にてボドゲをプレイ。三つプレイして、珍しく二つ勝った。

 なかでも面白かったのが「ドラゴンイヤー」というゲームでしてね。
http://www.mobius-games.co.jp/alea/ImJahrDesDrachen.html
 簡潔に言うと、プレイヤーは宋の役人となって、迫り来るモンゴル軍やら疫病やら干ばつやらの魔の手をくぐり抜けつつ自陣営を繁栄させるというゲームだ。

 来るべき災厄に備えてひたすら難しい選択を迫られ続けるというカツカツ感が面白すぎる。災厄が窮まってくると「全体を救うために、自陣営の誰を犠牲にすべきか」という思考に染まっていくので恐ろしい。モンゴルの脅威が去ったから軍人を殺そう、とか、疫病の危機が去ったから医者を放り出そう、とか。知らず知らずのうちに大陸的思考になってしまうところはロールプレイ的かもしれん。こりゃ梁山泊も反乱起こすぜ、と思ったりした。
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by crax_alexey | 2008-09-02 11:30 | 日常

あそうだ

 発売中のザ・スニーカーにレンズと悪魔の小特集(カラー3ページ)と短編「未知なる西部にゴリラを求めて」が載ってます。
 短編の内容はタイトルからお察し頂きたく。興味ある人は読んでね!
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by crax_alexey | 2008-09-01 22:33 | 仕事